ランクル70用に購入したATOTO S8、今回は取付編です。開封編は以下の記事をご参照ください。

既設ナビの取り外し

まずは今付いているものの取り外しです。

過去に中古車のナビ交換を何度かやりましたが、面倒くさいのは取り付けより取り外し。他人が取り付けたものを確認しながら取り外すのは結構大変です。しかも今回は、フロントスピーカーがドアパネルに、ツイーターがAピラーに増設されています。配線がどうなっているのか。

手強そうなのね

本体

まず、パネルを引っぺがして、上下左右のボルトを外します。GRJ76の場合、上の2本と、下の2本でネジの種類が違いました。ところが、上下1箇所ずつネジが入れ替わっていてゆるゆる…。まったく…、またもや販売店のいい加減なところが発覚しました…。

さらに、裏の配線確認すると、なぜかツイーターがリアスピーカー用の線とつながってますwww

どうも今までリアスピーカーは鳴ってなかったらしいです。

その他の配線

続いて、テレビアンテナ、GPSアンテナ、バックカメラを取り外し。とても丁寧に配線がしてありました。短めのスパンで結束バンドで固定されていたので外すのは結構大変。

こんな丁寧な仕事をするところがツイーターをリアスピーカーの配線につなげるとも思えないので、これも販売店の仕業でしょうか。営業担当が言うには、もともと付いていたナビがタッチズレを起こしていたので、本体だけ別のものに交換したそうです。ただ、交換後もタッチズレひどかったので、本当に交換したのか、交換したならどっちにしろズレてることをどう思ったのか。ついでに言うと、ナビ本体がリセットされておらず、前オーナーの自宅などそのままだったとか、ツッコミどころ満載です。

ということで、外すだけで結構時間を取ってしまいました。必死だったので写真ありません(笑)

あかんのね…

S8取付

本体

ひとつ目の心配事。ステーがS8にちゃんと使えるかどうか。今回買ったS8は本体1DIN+小物入れ1DINをステーでまとめて固定します。

これが1DINの小物入れ。基本的にこの上に本体を重ねるのですが、見えますかね。写真左下、ネジ穴の手前に出っ張りがあります。右にはありません。この出っ張りが邪魔でうまく本体と重ならない(笑)

仕方ないのでニッパーでカットしました。その状態で本体と重ねて、上記のステーで共締めします。それでもステーとネジの穴が微妙にあわず、なんとか無理矢理固定できました。

こちら本体の裏面。こちらに諸々接続していきます。基本的にそれぞれコネクタが違うので正しいところにしか刺さりません。ほぼ間違えようがないです。

開封編にも書きましたが、なぜか2対あるUSBのうちひとつが本体固定。2DINモデルは2対とも外せるようなのでなぜ固定になったのか…。取付の際にちょっと不便です。

それからラジオ用の穴が写真で言う左にあるのもやや不便。ラジオの線って、今までの車すべてあんまり長さがなくて取付けづらい。今回も同様で、配線が反対側から来てるので気を使いました。

ということで取付完成です。

悩んだのがモニターの高さ。上にはハザードスイッチ、下にはエアコンの操作パネルがあり、どちらかが隠れて犠牲になります。結構頻繁に時計パネルの外気温計を使うのと、ハザードスイッチの押しやすさを重視して、最初は一番下にして取り付けました。この状態で、エアコンの操作パネルは上半分が隠れる感じになります。この状態で少し使ってみたのですがやはり不便。思った以上にエアコンの吹き出し口の操作をしていることに気づきました。しかも低い位置なのでちょっと視点を変えただけでは見えない。

ということで、最終的にちょうど真ん中くらいになりました。エアコンの操作パネルがかろうじて見える位置です。時計は通常の姿勢では見えなくなりましたがちょっとのぞき込めば見えます。上からのぞき込む方がちょっとの視点移動で見えるのでこちらの方がベター。ハザードスイッチも慣れればノールックで押せます。

その他の配線

またもやここから写真ありません(笑)

だからあかんのね…

GPSアンテナはダッシュボード上、Wi-Fiと4Gアンテナはダッシュボードの中、各種USBはダッシュボード内に設置しました。Wi-Fi、4G共に電波の拾い具合に今のところ支障はないようです。

ちなみに、メインの配線に関して。開封編で専用コネクタを買ったけど使わなかったと書きましたが、理由はフロントスピーカーです。前述の通り、ドアパネルに増設されていて、別途配線が来ていました。専用コネクタで繋いでしまうと、標準スピーカーの方が鳴ってしまいます。そこだけ加工しようかと思いましたがやめました。

ちなみに通話用のマイク。交換前、見たかぎりマイクが見当たらないのに会話ができていました。どこかに隠してあるのかなと思い、外す際に配線をたどったら、運転席のサンバイザー付近、天井の内装の裏にマイク発見。こんな所に押し込んでも会話可能なんですね。ということで、マイクはそのまま流用しました。

バックカメラ取付

最難関がバックカメラです。特に取付場所。定番はナンバー灯の間、もともと付いていたものもここに付いていました。しかしここで問題が。購入したATOTOのバックカメラ、上面にぶら下げる形で固定することしか想定しないようです。

ナンバー等の間につける場合、ボディの垂直面に貼り付ける方法と、ナンバー等の間のスペースにぶら下げるように貼り付ける方法があります。今回、後者は断念しました。結構奥まってるのでそこにつけるとカメラをかなり下に向けないとダメっぽいです。そもそもサビサビで磨くの面倒ですし。そうなると、垂直面に貼り付けないといけないのですが、ATOTOのカメラの場合、ステーの可動域が狭く、垂直面に貼り付けるとカメラが水平よりちょい上を向きます(笑)

悩んだあげく、ステーを逆に付ければ何とかなるのではと思いやってみました。左がもともとの状態で、右が逆に付けた状態で。これだと垂直面につけてもカメラが下を向きます!

でも結局、リアステップの下に付けました(笑)

今までの話なんだったのね!

理由はやっぱり見づらいからです。背面タイヤのせいで半分しか見えないし、その状態で擬似アラウンドビューもまともに機能するか不安だったというのもあります。ジムニーの時もこの位置に付けていて、個人的に見え方に慣れていたというのもあります。

ということで、配線です。

助手席の足元からフロアマットの下に配線を通します。

前席と後席のスカッフプレートを外します。

センターピラーの内張を外します。

荷室の内張を外しして、フロントから配線をはわせてきました。

はわせてきた配線をどこからか下回りに持っていかないといけません。最初はジャッキの下からと思ったのですが、もともとあった配線がキツキツで難しそうだったので、ここにしました。

ちょっとカメラ取付位置から遠いのが難点ですが他にいい場所見つけられませんでした。

こんな感じでちょっと耐久性に不安が残りますが。もっといい配線経路があれば教えてください!

最後はキャリブレーション。

しかし、風が強くて断念。後日やり直しました。

まとめ

ということで、今回は取付編をお届けしました。写真が少なくてすみません…。

次回は利用後のレビューをおとどけします!

【※注意】2023年12月20日時点で上記Amazonのリンクは2DINモデルであるS8G21109UPです。1DINモデルは楽天でしか販売されていないのですが、商品ページへのリンクがなぜか作成できませんでした。