購入したM3 MacBook AirとM1Pro MacBook Proの比較。外観編とスペック編。
今回は普段の用途のうち、重たい作業である動画編集とRAW現像の比較をして見ます。
動画編集
普段、動画編集にはPremiereProを利用しています。撮影はEOS R5、GoPro、Insta360などで、4K120p、4K60p、4K30pあたりが多いという状況です。
実際のところは、画面の広さや操作性からWindowsデスクトップで編集することが多いのですが、出先や実家帰省中はMacBookでの編集となるため、ストレスなく使えることは必須です。
ちょうど、直近で編集が終わった動画をそれぞれのMacBookで開いてみました。いずれもタイムラインの操作等はストレスなく動きます。ちなみに4Kと言ってもそんな凝った動画ではなく、メインの動画素材に、文字(エッセンシャルグラフィック)、LOG撮影クリップのカラーグレーディングのための調整レイヤー、BGM、効果音といった構成です。
問題は書き出しです。9分13秒の動画を4K60pで描きだしてみました。
MacBook Air(M3) | MacBook Pro(M1Pro) | |
---|---|---|
1回目 | 12分18秒 | 10分42秒 |
2回目 | 12分31秒 | 10分44秒 |
3回目 | 12分36秒 | 10分47秒 |
結果はやはり、M1Proの方が安定して早かったですね。その差2分弱。これを長いとみるか短いとみるか。個人的にはMacBook Airの軽さを考えると許容範囲という感じです。
ちなみに同じ動画を4K30pで書きだして1回だけ比較してみました。
MacBook Air(M3) | MacBook Pro(M1Pro) | |
---|---|---|
1回目 | 6分36秒 | 5分40秒 |
当たり前ですが30pでの書き出しだと差は縮まるのでさらに許容範囲内です。
RAW現像
RAW現像はどうでしょうか。Lightroom Classicを使ってフルサイズ約4500万画素のEOS R5で撮影したもの130枚をRAW現像してみました。
MacBook Air(M3) | MacBook Pro(M1Pro) | |
---|---|---|
1回目 | 3分16秒 | 1分10秒 |
2回目 | 2分16秒 | 1分07秒 |
3回目 | 3分21秒 | 1分09秒 |
4回目 | 2分25秒 | 1分06秒 |
結果を見ると、かなりの差が出ました。加えて、MacBook Airの方が結果がばらついたので追加でもう1回やってみました。
まず、MacBook AirとMacBook Proの差ですが、ここまで差が出るとは予想していませんでした。動画の書き出し同様MacBook Airがもう少しがんばってくれるかと思いきや、MacBook Proに大差をつけられるという結果に。しかも体感的にも明らかに違いを感じる差です。
次に、MacBook Airは書き出すごとに時間が大幅に変わりました。特にバックグラウンドで何か動かしていたわけではないのですが、原因が不明です。どなたかわかる方いらっしゃいましたら教えてください。
結果的に、スチール撮影に関しては、SDカードスロットがあってRAW現像も早いMacBook Proの方が良いという事になります。
まとめ
最近の作業比率として、だいたいですがRAW現像と動画編集は3:1か4:1くらいです。つまりRAW現像の方が多いので今回の結果は悩ましいです。
M3 MacBook Airのパフォーマンスがよければ、MacBook Proは手放そうかと思っていたのですが、RAW現像にここまで差が出ると悩みます。